NGOミャンマー駐在員のハリキリノート

ミャンマーのタウンジーという町で、国際協力をやっています。NGO活動、ミャンマーあれこれ、国際結婚育児ネタなど

バースデードネーションの文章を書くコツ

ミンガラーバー。

地球市民の会のミャンマー駐在員、鈴木亜香里です。

 

コロナのせいであまり村に行けないので、最近はもっぱらPC仕事が中心です。現地駐在員なのに、すっかりファンドレイジングとか広報とかの仕事が中心になってきています。ファンドレイジングをやりたいと考えていたので、実は嬉しい。

 

昨日より、バースデードネーションに挑戦中ですので、今日はバスドネについて書きたいと思います。特に、バスドネの文章を書くときに私が気を付けているポイントを公開します。

 

バースデードネーション攻略法通りに実施!

バースデードネーションについては、以前も記事にまとめたことがあります。かなりしっかり書いてますよ。

www.ngomyanmar.com

 

自分で書いた攻略法にのっとり、今回はこんなバースデードネーションを実施しています。

チン州に学校を建てるためにお金を集めます。

6月16日~30日で、目標金額は30万円です。

syncable.biz

 

理事に依頼

バースデードネーションを、事務局スタッフではなくて、外部の方にお願いするという攻略法です。今回は、チン州まで来てくださった理事お二人が6月生まれということで、お二人にお願いすることにしました。

 

事務局からお二人にお願いをして、快諾いただきました。「Facebookではビジネス関係の取引先の方ともつながっているので大丈夫かな・・・」と、少し不安もあったみたいですが、気になる方には事前にお話いただくということになりました。「チンの子供たちのためなら!」と言って、引き受けてくださったお二人には大感謝です。

 

感謝が肝心

バースデードネーションで一番大事なのは、寄付してくださった方に感謝の気持ちを伝えること!特に、お二人のご友人が多く寄付してくださることが予想されるので、失礼があってはお二人の顔を汚すことになってしまいます。

 

もし寄付が入ったら、メッセンジャーでどなたからの寄付が来たか情報共有します。理事さんの知り合いからの寄付なら、理事さんからお礼を伝えてもらいます。重ねて、事務局からもお礼を欠かさないようにします。

 

バースデードネーション文章の書き方ポイント

憑依されて、本人になりきって書く

前回、理事長のバースデードネーションの文章を書いたときは、理事長に簡単にたたき台の文章を書いてもらって、それをアレンジするという形をとりました。しかし今回は、お二人にお手間をかけさせるのも申し訳なく、たたき台の文章はもらいませんでした。

 

どうやって書いたかと言うと、ご本人になりきって私が書きました。特に、古川さんと私はまだ一度もお会いできていなくて、直接お話したこともなかったので、「書けるかなー??」と不安ではありましたが、無事に書けた!

 

 

まず、お二人のFacebookをかなり読み込みます。実際にチン州に行った記録の部分は、コメントのやりとりまで読み込みました。ミャンマーとは関係ない投稿も読んで、雰囲気をつかみました。他スタッフが聞いたお二人のコメントなども聞いて、頭に入れます。

次に、使えそうな文章や単語、コメントをコピペして、並べ替えたり、情報を追加したりしました。これで7割くらいはできた感じです。

最後に、ご本人になりきって、Facebookには書いていない気持ちなどを想像して書きます。もう憑依状態です。

 

 

この文章を書くのに、読み込む時間を含めて3時間くらいかかりました。その後も、憑依されていただけあって、脳みその消耗が激しくて疲れました。疲れたけど、書けた達成感がやばい!もう楽しくて仕方がない。これだからバースデードネーションはワクワクするんですよ~。

 

お二人の文章をベースにさせてもらっていたので、お二人からの修正依頼も特にありませんでした。あとは、目標金額を達成するだけ!!!!

 

顔に入れ墨を入れたチン族のおばあちゃんと日本人男性

チンのおばあちゃんとのツーショット

 

 「クレクレ感」を出さない

もうこの辺は私のこだわりなんですが、「現地にこんな課題があって大変なので寄付してください」とは絶対に書きません。普段の寄付でもあまり出さないように心がけていますが、バースデードネーションは特に気を付けています。

 

バースデードネーションのサイトには、「私にプレゼントをあげるかわりに寄付してください」「誕生日に一杯おごる感覚で寄付してください」と書くのが良いと案内されているのですが、私はこれには反対派です。家族とか、とても仲の良い友人相手だったらアリかもしれませんが、SNSでつながっている人皆におねだりしているみたいになるのは、やっぱり嫌な感じがします。特に、理事のような社会的地位がある大人が「誕プレください~!」みたいに言うのは変じゃないですか??

 

あと、寄付をすることで味わえる感動があると、私は信じています。現地のためになるのもそうだけど、それよりも自分のために寄付をしてもらいたい。そういう気持ちを込めて、最後はこんな風に締めくくりました。

 

チン州に行き、古川は「もっと支援できる人になりたい」と思い、増田は「関わる機会に恵まれてありがたい」と思うようになりました。もし、この気持ちに共感してくれる方がいらっしゃったら、仲間になってくれませんか。チンの山奥は遠いので、実際に行くのはなかなか難しいですが、少しのお金を寄付することは簡単にできます。寄付を通して、チンの子供たちを応援する機会を得ることができます。日本人からしたら少額でも、チンの子供たちの人生を変えることができるのです。きっと、素晴らしい感動を味わえることになるでしょう。 

 

ちなみに、お二人の「もっと支援できる人になりたい」「関わる機会に恵まれてありがたい」というのは、お二人のFBからそのまま引用した生の言葉です。素敵な言葉ですよね!

 

 

もう募集は終了していますが、以前書いた理事長のバスドネ。こちらもクレクレ感が出ないように、「目標金額集まらなくても、自腹でもやる!」と、勝手に書きました(笑)

 

意気揚々と「やるバイ!」と答えてしまった以上、目標金額に達しなかった場合は私が自腹を切ってでも、学校の支援はやります。でも、できれば私の友人や周りの人々にも一緒に参加してもらいたい。少しでもお金を寄付して、チンの学校の子どもたちとつながることで、いろんなことを学べたり、温かい気持ちになれたりすると思うからです。

 

syncable.biz

 

バスドネやりたい人募集中

バースデードネーションは、やってみるとわかるのですが、めちゃくちゃ幸せになれます。最近交流が少なかった人がいきなり寄付してメッセージをくれたりすることがあります。いろんな方から「お誕生日おめでとう」「良いことやってるねー」「私も参加します!ありがとう」的なメッセージをいただくことができるので、本当にうれしくなります。寄付した人が「ありがとう」と言うんですよ!私も一度自分名義でバスドネやってるので、その嬉しさは体験済みです。

 

もし、バースデードネーションをやってみたいなと思われる方は、ぜひやってみてください。寄付先を地球市民の会にしてくださるなら、ゴーストライター私がやります。Facebookなど、すでに書いたものがあればそれをもとにして書けますし、zoomなどでインタビューして書くこともできます。もっと憑依されて記事書けるようになりたいので、練習させてくれる方を募集してます。さとおやさんとか、スタツア参加してくださったあなたとか、どうでしょう??ぜひぜひ、よろしくお願いします!

 

地球市民の会メールアドレス

office@terrapeople.or.jp

(件名に「バースデードネーションのチャレンジ立候補」とご記載ください。お誕生日の1か月前くらいまでに連絡くださいね!)