NGOミャンマー駐在員のハリキリノート

ミャンマーのタウンジーという町で、国際協力をやっています。NGO活動、ミャンマーあれこれ、国際結婚育児ネタなど

クラファン成功への道!達成のためにやるべきこと完全解説

ミンガラーバー。

寄付をするのも、集めるのも大好き!鈴木亜香里です。

 

この記事は、こんな方にオススメです。

  • クラファンに挑戦してみたい
  • 現在、クラファンの準備中である
  • クラファン達成のためのアイディアが欲しい

クラウドファンディング徹底攻略法

私は、これまで何回かクラウドファンディングやバースデードネーションを実施してきました。

 

コーヒークラファン(目標120万円を達成し、300万円のネクストゴールも達成!)

readyfor.jp

 

ミャンマー復興支援基金(1000万円を達成し、継続して集め中!)

terrapeople.secure.force.com

 

やってみて思ったのは、クラファンはとても楽しい!お金が集まるのはもちろんありがたいのですが、応援してくれる人がいっぱい現れて、とても楽しいんです。もう病み付きになってしまいました!

 

自分のNPO団体のクラファンはもちろん頑張るのですが、たくさんの人にクラファンの楽しさを経験してもらいたいと思って、クラファンやバースデードネーションのお手伝いも最近やっています。

 

この記事では、クラウドファンディングをやりたいと思っている方向けに、クラファンのコツを書いていきたいと思います。これまで実践してきた経験や、いくつものセミナーに出て勉強してきたことを書いていきます。

 

事前知識なしにクラファンを始めてしまうと、目標達成できなかったり、必要ない苦労をしてしまうことも多いです。ぜひ、この記事を参考にしてください。

 

マインド編

まずはクラファンについての認識を確認したり、クラファンに挑戦するにあたってのマインドセットをしていきましょう。

 

クラファン=信用の両替機

READYFORやCAMPFIREなどのプラットフォームに情報を載せたら、お金がどんどん勝手に集まってくる!知らない人がじゃんじゃん支援してくれる!!そんな風にクラファンをイメージしていませんか?残念ながら、その考え方では失敗します。

 

クラウドファンディングは、金の生る木ではありません。クラファンは、信用をお金に両替する機械です。全く知らない人から支援が入ることはほとんどなく、自分の友人・知人からの支援がほとんどになります。これまで、どれだけ多くの人と人間関係を築いてきたかが問われます。(NPOなどの場合は、既存の支援者さんからの支援が大部分を占めます。)

 

プロジェクト内容の良し悪しも大事ですが、友達や知人は「〇〇さんがやってるから」「お世話になったからお礼に」などの理由で支援してくれることがほとんどです。クラファンのページを公開してSNSでシェアするだけで支援してくれる友人もいれば、直接お願いして初めて支援してくれる方もいます。

 

まずは、クラファンに対する認識を改めましょう。クラファンは、全く知らない人からお金を集めるものでははく、あなたに魅力を感じてくれている友人・知人を巻き込んでいくものなのです。

 

とにかく一人でやるな、仲間をつくれ

クラウドファンディング成功のためには、やることがたくさんあります。サイト作り、SNS更新、友人への声かけ、リターンの準備や発送・・・。一人でやるのは、本当に大変です。

 

ですので、仲間を作ってチームでやりましょう。私がやったコーヒークラファンは、11人のチームでやっていました。

 

チームでやると、負担軽減の他にもメリットがたくさんあります。

  • 作業を分担できる
  • 文章やリターンの設定など、複数人の意見を入れることで良いものができる
  • 友人・知人の数が増えるので、支援がたくさん集まる
  • 停滞期でも、励ましあって最後まで頑張れる

 

絶対に一人でやらないでください。これから多くの人を巻き込んで支援を集めようとしているのですから、仲間の一人や二人を集めることくらいできないで、どうしますか!

 

 

開始のずーっと前から匂わせろ

今すぐはやらないけど、いつかクラファンをしたいと思っている方は、今から準備を始められます。それは、SNS上で夢を語ること。いつか叶えたい夢を少しずつ書いておきましょう。支援をお願いするのではなく、ただ語っておくのです。そうすると、いざクラウドファンディングを始めたときに「数年前から何度も言ってた件だね」と応援してくれる人が出てきます。クラファンが始まったら、SNSをたくさん使うことになりますので、今からSNSを活性化させておきましょう。

 

クラファンをやると決めたら、「クラファンやろうかな」とつぶやく。「こんなリターンを考えているのですが、いくらまでだったら出しますか?」とアンケートをとってみる。そうやって、ジワジワと匂わせていくのが大事です。

 

こんな風にtwitterでつぶやいてました。

 

人は、SNSで1回や2回見たくらいでは、わざわざクリックして見てみようと思いません。7回ほど目にして初めて「これ、よく見かけるけど何だろう?」と思うようになります。なので、なるべく目に触れる回数を増やすのが大事です。

 

人のクラファンを応援しておく

いつかクラファンをやってみたいと思っている方、もうすぐクラファンを開始するという方は、知り合いがやっているクラファンを支援・シェアするなど、積極的に応援をしておきましょう。そうすれば、自分がクラファンをやるときに、支援してもらえたり、シェアしてもらえたりします。

 

全く知らない人でも、同じ国や地域に関係するプロジェクト、同じ社会課題に取り組むプロジェクトを支援・シェアしておくのはとても良いです。自分がクラファンを始めたときに、その人がお返しで宣伝してくれるかもしれません。そうすれば、興味関心が似ている人にクラファンを知ってもらうことができます。

 

また、クラファンには「ログインハードル」があります。支援したいなと思っても、いちいち会員登録をしたり、クレジットカードを登録するのが面倒なので、結局やめてしまうことってありますよね?一度クラファンに支援したことがある人なら、すでに会員登録やクレカ登録が済んでいるので、気軽に支援することができます。ですので、自分が使いたいと思っているプラットフォーム(READYFORとかCAMPFIREなど)のクラファンを周りの人にお勧めしておくと良いです。

 

ちなみに、私たちはミャンマー関係のクラファンなので、READYFORを使っています。READYFORでミャンマー支援のプロジェクトが5000万円をすでに集めていましたので、ミャンマー好きの方の多くはREADYFORに会員登録済みだと思ったからです。(ちなみに、国際協力系のプロジェクトで5000万円を集めたのは、クラファン史上最高額だそうです!)

 

ページ作り編

READYFORやCAMPFIREなどのプラットフォームに載せる内容についてです。タイトル、サムネ、文章、リターンなど、決めることや書くことがたくさんあります。よいページを作るには、2週間から1か月くらいはかかります。

 

タイトルとサムネが命!

タイトルとサムネはとても重要です。SNSでシェアされたときに目に入るものなので、誰が見ても意味がわかり、興味を惹かれるようなものにする必要があります。タイトルでクリックしてもらえる率がかなり変わります。クリック率が低いと思ったら、途中でタイトルやサムネを変える場合もあるそうです。

 

タイトルのコツ

  • 数字を入れると目につきやすい
  • 具体的な単語と抽象的な単語を並べる
  • てにをはにもこだわる
  • ひらがなと漢字のバランスもこだわる
  • 「~しよう!」「~したい!」などの前向きなものにする
  • 難しい言葉や専門用語は使わない
  • 最低30個は案を考え、仲間と話し合って決める

 

サムネのコツ

canvaなどのサイトを利用すると、素人でもかっこよいサムネを作ることができます。canvaは無料で使えるのでオススメ。

  • 写真にこだわる
  • 文字は少な目が良い
  • あと〇日!〇%達成!などの情報を入れて、こまめに差し替えるのもよい

 

サムネのコツは、まだあまりノウハウ化できていないので、今後追記していきたいと思います。アドバイスがある方は、ぜひコメントください!

 

文章の書き方

ACTIONフレームワーク

マーケティングでよくつかわれている「ACTIONフレームワーク」を参考にすると良いです。以下の情報をすべて書き込んでいきます。

  • Attention  右脳に訴えかける(サムネ、写真、映像など)
  • Change   現状→未来(こういう未来を作りたいと描く)
  • Trust    左脳に訴えかける(信頼度が高まる情報)
  • Imagination イメージを湧かせる(具体的なストーリー)
  • Only One  オリジナルさ、ユニークさ
  • Network  誰と一緒にやるか(応援者メッセージ)

 

しっかりお願いする

「良かったらご覧ください」「応援お願いします!」といった曖昧な表現を使うよりも「寄付をお願いします」としっかり言い切るほうが支援が集まると言われています。「寄付をお願いします」という言葉は、しっかりと腹が据わってないと言えません。クラファンを実行する側の覚悟が問われる言葉です。しっかりと言い切れるあなたの覚悟が相手にも伝わり、支援につながります。

 

多くの人に、何度も見てもらう

だいたいのクラファンサイトでは、開始前でもプレビューページを見ることができます。途中段階で、なるべく多くの人に見てもらって意見をもらいましょう。わかりにくい部分、もっと説明がほしい部分などを指摘してもらい校正します。プレビューページを見てもらうと、その方は興味を持ってくれて、支援してくれることも多いです。

 

文章を書くのは2週間くらいかかる

本気で良い文章を書こうと思ったら、2週間くらいはかかります。まず、3時間くらいかけて初稿を書き切り、いろんな人からアドバイスをもらいます。それから何度か書き直して、またアドバイスをもらって書き直して・・・やっと完成です。たくさんのお金を集めようとしているのですから、できるだけ魂を込めて、何度も何度も書き直して、良いものに仕上げていきましょう。ちゃちゃっと書いたものでお金が集まるほど甘くはないです。

 

なるべく多くのクラファンを見て、いいなと思ったところは真似しましょう。逆に、良くないと思ったところは反面教師にしてください。自分がやりたいことと似ているもの、大成功しているものを探して研究しましょう。

 

リターン設計

魅力的なリターンを準備しましょう。何が良いかは、自分が支援する立場になって考えるとわかりやすいです。多くのプロジェクトを見て、参考にしましょう。

 

赤字に注意!

リターンを設定する際は、赤字にならないように気をつけましょう。せっかく頑張ってクラファンをやっても、リターンにお金がかかって赤字になってしまったら・・・最悪です。

 

クラファンでは、プラットフォーム手数料がかかります。プラットフォームにより異なりますが、READYFORでは12%や17%です。(未達成の場合は手数料はかかりません)。これを忘れずに計算に入れます。

 

何か物を送るリターンの場合は、送料がかかります。物のサイズが大きい場合は、送料がバカになりません。お礼状や住所ラベルなど、印刷するものも意外と発生します。クラファンが楽しくなってくると「リターンにオマケをつけたい」など、やりたいことが増えてきがちです(まさに、今そんな感じをコーヒークラファンで体験中)。そのときに、予算がカツカツだと大変ですので、余裕を持ったリターンの値段設定にしましょう。

 

要注意の項目をまとめておきます。

  • プラットフォーム手数料
  • リターン調達費
  • リターン送料
  • 印刷費

 

松竹梅では竹が一番出る

高い・普通・安い値段があれば、普通が一番売れます。ですので、クラファンのリターンを設定する際には「これは高いからあまり出ないだろう」という松レベルのものをわざと設定するようにしましょう。竹と梅だけでは、梅がよく売れます。しかし、高額の松があるおかげで、わりと高めの竹がよく売れるようになるのです。

 

ちなみに、クラファンのリターン単価は、1万円くらいが基準になってくると思います。1万円を竹として考えると良いでしょう。

 

ジャム理論

スーパーマーケットでジャムが6種類売っているときと、20種類売っている時だと、6種類のほうがよく売れたという研究結果があるそうです。人は、あまりに選択肢が多くなりすぎると、選ぶのが面倒になって買うのをやめてしまうようです。なので、リターンはわかりやすく、多くても10種類くらいまでにとどめておくほうが良いです。

 

また、ほとんどのプラットフォームで、リターンは複数購入できます。そのため、同じような内容で、金額だけ違うリターンを複数用意するのは無意味に思えます。これも、買う人の気持ちになって考えてみましょう。リターンの説明に「複数ご支援いただけます」と書いておくと良いかと思います。

 

寄付のみのリターンを準備する

「何か良いリターンがないと支援してもらえないのではないか」と思いがちですが、実は「リターンは必要ないので寄付だけしたい」という方も多く存在します。私のように海外に住んでいると、手元に物が届きません。ミニマリスト的生活をしていて、物は必要ないという人もたくさんいます。「友人が頑張っているから支援したいけど、リターンがいらない」という人がたくさんいるのです。そういう方向けに「寄付のみ」のリターンを用意しておきましょう。

 

素人がグッズを作るな

Tシャツや缶バッチ、オリジナルカップ、エコバッグなどのグッズをわざわざ作るのも、実はあまりお勧めしません。グッズがとても良い物(例えば、有名なデザイナーがデザインした物など)だったり、プロジェクトと関係するストーリー性があるものなら良いと思いますが、素人がデザインしたTシャツとか、そこまで欲しくないです。エコバッグなんて、一体家に何枚眠っているでしょうか。

 

Tシャツなどのグッズにお金を使うんだったら、その分、夢の実現のためにお金を使ってほしいと思う人も多いです。グッズを作る楽しさはとても理解できますが、プロジェクトと関係あるリターン、ストーリー性のあるリターンを設定することをオススメします。

 

原価のかからないリターンをオススメ

なるべく原価がかからないリターンを準備するほうが、クラファン実行者にとっても、支援者にとっても良いです。支援者は、あなたのプロジェクトを応援したいので、支援したお金をリターンではなく、プロジェクトのために使ってほしいと思っています。

 

例えば・・・

  • オンライン報告会・講演会にご招待
  • 報告書をメールで送る
  • 建設した建物などに支援者の名前を入れる

 

私が温めているアイディアはこんな感じ。ミャンマー関係ですが。自由に考えてみましょう!

  • ミャンマーからお礼の手紙(切手代が安い、届かない可能性があるがそれもまた面白い)
  • ミャンマー語名をつけてあげます
  • あなたの名前をミャンマー文字で書いてデータを送ります
  • オンラインミャンマー語教室

 

期間設定

クラファンの場合は1か月、バースデードネーションの場合は2週間くらいが一般的です。クラファンはやることが多くて大変なので、始まってからはダラダラ続けないほうが良いそうです。30日でも60日でも、集まる金額はそこまで変わらないと言われています。ですので、特別な理由がない限りは30日を推奨します。

 

私たちのコーヒークラファンの場合は、3か月で設定しています。それは、クラファンの途中でリターンのコーヒーを送り、「美味しかったからまた買いたい」というリピート購入を狙っているからです。集めたい金額が多い、リピートを狙えるなどの理由がある場合は、3か月を設定してもよいかと思います。(多くのプラットフォームでは、3か月が最長です)

 

金額設定

すでに支援者がいるNPO団体などでしたら、支援者リストを準備しましょう。「この人は〇〇円くらい買ってくれそうだ」と予想金額を入れ、それを積み上げると集まる金額が読めます。または、自団体と同じくらいの規模の団体がどれくらいの金額を集められているのか調査をすると、だいたいの金額が見えてきます。

 

NPO団体ではなく、個人的な挑戦の場合、初挑戦は頑張っても100万円くらいが無難です。200万円になると、相当無理をしないと厳しくなります。学生さんが挑戦する場合は、友人も学生が多くて支援金額が少なくなりますので、100万円でも厳しいと思います。逆に、経営者の友人が多いなどの社会的地位が高い方の場合は、高めの金額でチャレンジされると良いかと思います。

 

All-or-Nothing型の場合、目標金額未達成の場合は失敗となり、せっかく集めた支援もすべてキャンセルになってしまいます。そのため、手堅く達成できそうな低めの目標金額を設定することを推奨します。ただ、少し高めの目標のほうが盛り上がりを演出しやすく、多くの金額が集まることもあります。

 

開始してから編

クラファンは3つの期間に分けられます。

  • スタートダッシュ期
  • 停滞期
  • ラストスパート期

 

それぞれの期間で、やるべきことが変わってきます。

 

スタートダッシュ期

初日から盛り上がっている感を出す

クラファン業界では、開始5日以内に20%以上の金額を集めると、95%の確率で成功するというデータが出ています。スタートダッシュ期は、「盛り上がっている感」をいかに演出するかが命!なんとしても、開始5日で20%を達成しましょう。

 

クラファン開始の1週間前から友人に声をかけ、できるだけ初日に買ってもらえるようにお願いしましょう。ここまでの間、SNSで匂わせ投稿をし、ページのプレビューを見てもらってきているので、近い友人は支援したい気持ちでいっぱいになっています。遠慮せずに「できれば初日に支援してくれると、盛り上がっている感が出るのでお願いします」と言いましょう。

 

せっかく支援したいと思う人がサイトを訪問しても、まったく支援が入っていないと、なんとなく支援しづらい気持ちになります。逆に、たくさん支援が入っていると「自分もこの波に乗りたい」と思うようになります。

 

SNSや新着情報はこまめに更新

これはスタートダッシュ期だけでなく全期間に言えることですが、SNSや新着情報(クラファンページに載せられるブログのようなもの)は、できるだけこまめに更新をしましょう。3日に1回くらい更新するのが理想的です。

 

新着情報のネタですが、いくらでも思いつきますね

  • クラファン実施者のメンバー紹介
  • リターンのこだわりポイント紹介
  • メディア掲載情報
  • 応援コメントの紹介
  • 活動紹介
  • 20%、50%、70%、100%達成しました!
  • チラシを置いてくれた協力者の紹介
  • イベント紹介

 

クラファンが始まる前から、何日には何の記事を書くか、簡単に予定を立てておくとネタに悩まずに済みます。一人で全部やると大変なので、協力者に書いてもらえるようにお願いしましょう。

 

停滞期

誰にでも訪れる停滞期

クラファン開始後、1週間くらい経つと、停滞期に入ります。毎日いくつも支援が入っていたのに、1日に1件のみだったり、まったく入らない日も出てきます。これは、クラファンをやっていれば当たり前のことですので、落ち込まないことが重要です。

 

停滞期にやるべきことは、コツコツとSNSと新着情報の更新です。やるべきことを、たんたんと続ける姿勢を見ている人はいます。停滞期の頑張りが、ラストスパートの伸びにつながります。一人ではくじけますが、仲間と励ましあいながら乗り越えましょう。

 

アタックリストで個別にアタック

できればクラファン開始前に、アタックリストを作っておくことをオススメします。NPOなら、支援者さんのリストがありますね。その他、個人的な友人、SNSでつながっている人など、思いつく限りの人をリストアップします。そして、お願いしやすい人から順番に、個別メッセージやメールを送ります。その際、チェーンメールみたいに見えないように、近況報告を入れるなど工夫しましょう。

 

「寄付をしない理由は何か?」とアンケートをとったところ「お願いされなかったから」という答えが一番多かったというデータを見たことがあります。人は、直接お願いされると支援をしてくれるものです。不特定多数を相手にしたSNS投稿では、相手の心に刺さっていないのかもしれません。できるだけ個別メッセージをしてみましょう。

 

もし、支援してくれたらラッキーくらいの気持ちです。支援してくれなくても、久しぶりに友人とメッセージを交換して親交を深められたら、それはそれで嬉しいことではないでしょうか!

 

ちゃんとしたお礼1回よりも、サンキュー7回のほうが勝つ!

とにかくお礼は大事です。支援をいただいたら、まずプラットフォーム上のメッセージ機能でお礼を言います。直接知っている方なら、メールやメッセージでもお礼を入れます。新着情報を更新する度にもお礼、リターン発送の際にもお礼の手紙を入れます。

 

お礼は、形式よりも、スピード感が大事です。支援して数分後にお礼を言うことができたら、相手は「えっ!」とビックリしてくれますよ。1行メッセージで大丈夫ですので、できるだけお礼を伝えましょう。

 

ラストスパート期

最後が一番伸びる!

最後の1週間がラストスパート期です。ここまでに50%程度集まっていれば、かなりの確率で達成することができます。最後の1週間で50%を集めることができるくらい、クラファンのラストスパートはすさまじいのです。停滞期にもあきらめずに、やるべきことをやってきていれば、周りの人たちは見ていてくれていますよ。

 

最後のお願いをする

クラファンに興味を示してくれていたけど、まだ支援してくれていない人がいたら「あと〇日です」と連絡をしてみましょう。忘れていただけの可能性があります。こういう連絡をするためにも、アタックリストを作っておくことは役に立ちますね。

 

支援者を巻き込む

達成間近の場合は、すでに支援してくれた方たちに応援をお願いしましょう。特に、All-or-Nothing型の場合は、目標金額を達成できなかった場合、すでに支援をしてくれていた人の分まで全部キャンセルになってしまいます。すでに支援をした方にとっては、キャンセルになることは残念なことです。達成のためにSNSで拡散をお願いしたり、追加支援をお願いすることも有効です。

 

たとえ達成していたとしても、「あと〇〇人で100人になるので、なんとか集めたいです!」と最後まで頑張る姿勢を見せましょう。クラファンのラストスパート期は、支援者にとってはワクワクするエンターテインメントです。支援者さんがワクワクするような奇跡を演出してください。

 

アイディア集

その他にも、できることはたくさんあります。アイディアの例です。

 

ウェブ上での広報

  • メールの署名にクラファンのURLを載せる
  • ハッシュタグを決めてシェア祭りを開催する
  • Facebookライブ、インスタライブを行う
  • わかりやすい動画を作る

 

ネット上だけでなく、オフラインでも広報

  • チラシを配る
  • チラシを置いてくれる人を募集する
  • チラシを置いてくれた店舗をSNSで紹介する
  • リアルイベントでクラファンを紹介する
  • プレスリリースを打つ(開始直前、達成時など)地元メディアがねらい目

 

途中でどんどん施策を打つ

  • リターンを早めに発送する(All-inの場合、早くに目標達成した場合)
  • リターンを途中で追加する
  • リピーター特典をつける

 

クラファン支援サービスのご紹介

クラファンが好きすぎて、自分がやるだけでは物足りなくなってきています。人のクラファンを手伝いたい!なので、クラファン支援サービスを始めることにしました。

 

クラファン相談受付中

クラファンをやってみたいけど、どうやったらいいかわからない。よいアイディアが思いつかない。勇気が出ない。背中を押してほしい。そんなお悩みがある方へ。クラファン相談を受け付けます。

 

zoomで30分間、あなたのプロジェクトの種の話を聞き、どういうプロジェクトが良いか、リターンは何が考えられるか、一緒にアイディアを出します。

 

こちらのページから、個別相談会をお申込みください。(準備中)

 

クラファンアドバイス(成功報酬5%→CAMPFIREだと無料!)

クラファンが初めてだから、サポートしてくれる人が欲しい。そんな場合は伴走支援をつけることをオススメします。クラファンページの文章作成やリターンについてアドバイスをしたり、クラファン期間中の発信のアドバイスをしたりしてくれます。参考までに、READYFORさんですと、伴走なしプランだと手数料12%、伴走ありプランだと手数料17%です。つまり、5%が伴走手数料ということですね。

 

私もこれまで、知人に頼まれて伴走支援を何度かしてきました。集まった金額の何パーセントかをいただいていましたが、せっかく集めた中からお金をいただくのがなんとなく心苦しくて。とはいえ、無料でやるのは違うとも思います。そう考えていたところ、CAMPFIREのパートナー制度を知り、応募しました。私の所属する地球市民の会がCAMPFIREの公式パートナーになりました。

 

CAMPFIREを使ってクラウドファンディングをされる場合は、CAMPFIRE側から地球市民の会に手数料が支払われるので、挑戦者さんから私に支払う手数料は無料でいいんです。CAMPFIREの手数料は、伴走をつけても、つけなくても、同額の17%!だったら、伴走をつけたほうがお得ですよね。

 

※ちなみに、CAMPFIRE系列の他のサイトでもOKです。例えば、ソーシャルグッド系プロジェクトのみ掲載できるGoodMorningは、9%の手数料で、伴走支援も無料で受けられます。

 

伴走支援はこんな方にオススメ!

  • はじめてクラファンに挑戦する方
  • 一人では不安なので、アドバイスが欲しい方
  • できるかわからないけど、クラファンに挑戦してみたい方
  • CAMPFIREでクラファンをやることは決まっていて、無料だったら伴走をお願いしたほうがお得だね!と考える方

 

私はこんな気持ちでクラファン支援をやりたいです。共感いただける方のみご連絡ください。

  • たくさんの人にクラファンの楽しさを味わってほしい!
  • クラファンに挑戦する人を増やしたい!
  • クラファンの伴走支援をすることで、私もワクワクを味わいたい!

 

伴走支援の注意事項

クラファン開始後の伴走支援は、非常に難しいため、お仕事としてお受けすることはできません。開始後にコンセプトを変えたり、リターンを大幅に変更したり、目標金額を変更することはできないからです。クラファンをしようと思いついた段階で、まずは無料相談をお願いします。

 

伴走支援は、アドバイスをすることが仕事です。実際に手や体を動かすのは、クラファン実行者(=あなた)の仕事です。文章を書いたり、サムネをつくったり、動画をつくったり、広報をしたり、個別にお礼メッセージやお願いメッセージを送ったり、リターン送付したりするのは、クラファン実行者がやらなければいけません。業務代行ではありませんので、誤解ないようにお願いします。