NGOミャンマー駐在員のハリキリノート

ミャンマーのタウンジーという町で、国際協力をやっています。NGO活動、ミャンマーあれこれ、国際結婚育児ネタなど

withコロナ時代の国際協力を模索する

ミンガラーバー

ミャンマーでStay Home中の鈴木亜香里です。

 

4月7日からずーっと家にいて、買い物に数回出ただけです。ミャンマーの新年の10日間の休みも終わり、20日から自宅勤務を再開しました。幸い、夫(航空券販売会社)が暇なので、子供たちの面倒を見てもらっているので助かっています。午前中は子守りのアンティーが来てくれています。

 

今日は、SNSで流れてきた図や、友達からもらったアドバイスをもとに、コロナの状況下でできることを探っていきたいと思います。withコロナ時代の国際協力はどうなるのか、まだ答えはでていませんが、いろいろ考えて実践していることです。

 

コロナについて考える

コロナのおかげで得たものは?

3月下旬、コロナ騒動のせいで仕事も手につかず、不安でいっぱいでソワソワしていた時期がありました。そのときの記録はこちらの記事。

www.ngomyanmar.com

 

この時期、コーチングをやっている友人がZoomお茶会をすると言うので、参加しました。そこで、簡単なワークを教えてもらいました。

 

「コロナで失ったものと、コロナで得たものを書きだしてみよう」というワークです。

5分くらいでいいので、ノートに自分の思ったことを書きだしてみます。

すぐできるので、皆さんもぜひ書いてみてください。

 

私が書いたのは・・・

 

失ったもの:来る予定だったツアーなどがたくさんなくなった。友人が日本に帰ってしまった。不安いっぱいで、気持ちの余裕がなくなった。

 

得たもの:時間。

 

という感じでした。

 

「だったら、その得られた時間を使って何をしたい?」とコーチの友人が聞いてくれて、「次の何かのための準備をしたい」という答えが出てきました。そういえば、今まで仕事や子育てに追われて、「時間がない、時間がない」と毎日思っていたのです。コロナのおかげで、自分が欲しがっていた「時間」を得ることができたとわかり、ちょっと気持ちが落ち着きました。

 

 COVID-19の今、どんな自分でありたい?の図

SNSで流れてきたこの図、とってもいいなぁと思いました。ちなみに、日本語で目にした数日後に、ミャンマー語版もFBでシェアされました。世界中でシェアされているみたいですね。

 

COVID-19のいま、どんな自分でありたい?

COVID-19のいま、どんな自分でありたい?

できれば、恐れのゾーンから抜け出して、学びのゾーンや成長のゾーンに行きたいものです。

 

学びのゾーン

コロナのおかげでオンラインで様々な研修が受けられるようになりました。これは、海外在住の私にとってはとっても嬉しいこと!

 

今まで、どうしても受けたい講座があっても、年に一度の日本の一時帰国のときにはなかなか合わないし、子どもも一緒に帰国するので放置しておけないしで、諦めていたんです。

 

でも、受けたい講座がコロナのおかげでオンライン講座になっていました!コロナに感謝!?さっそく申し込みました。

 

成長のゾーン

今、ミャンマーのコロナ情報を日本語で発信しているのは、成長のゾーンの「自分のできることや得意なことを必要としている人に届ける」になるかな?と思っています。(最初はただの思いつきで始めたことでしたが)。

 

他にも、成長のゾーンに入ることをどんどん増やしていきたいと考えています。

 

withコロナ時代の国際協力

今後の国際協力業界はどうなるのか?

今後、いつまで続くかわからないコロナ。国際協力業界で考えると、コロナ関係の支援には寄付もたくさん集まりやすいでしょうが、普通の農村開発に対する関心が低下することが予想されます。

私の所属する地球市民の会は、コロナウィルス対策に詳しいわけでも、緊急支援のノウハウがあるわけでもないので、緊急支援はやらない方針です。

 

毎年、スタディーツアーやたくさんの支援者さんにミャンマーまで来てもらって、現場を見て感動・共感してもらって支援を集めるという方法をとってきました。でも、コロナでミャンマーまで来てもらえない今は、その方法が使えません。コロナが早くおさまれば、またツアーを再開したいとは思っていますが、正直いつになるのか全く読めない・・・。

 

このまま指をくわえてコロナが落ち着くのを待つのか、それとも今たくさんある時間を利用して、withコロナ時代の国際協力を考えるのか・・・。もちろん、選ぶべき選択肢は後者です。

 

とりあえずやってみる!

こんなことを、水祭り休暇の10日間、ちょくちょく考えていました。コロナのおかげで家にいるしかない10連休。子どもの世話や家の大掃除など、それなりにやることが多くありましたが、なんとか思いついたのがこちら!

TPAと毎日トーク

TPAと毎日トーク


楽しい感じでZoomでトークしながら、地球市民の会の活動やミャンマーのことなどを知ってもらおうという企画です。

 

私が話すのは、「子育てしながら国際協力トーク」と、「ミャンマーの新型コロナ対策」です。

 

「子育てしながら国際協力トーク」は、私を含めた子持ちワーママ3名が座談会をします。子どもがZoom画面に乱入してくる可能性大!国際協力もしたいけど、結婚や子育てもしたいと考えている女子にオススメの内容。もちろん、オッサンでも歓迎します。

 

「ミャンマーの新型コロナ対策」は、ローカルスタッフがミャンマーの隔離施設の様子や、手洗いうがい研修のことなどをレポートしてくれます。私が通訳に入ります。今、いろんな写真を集めてくれています。

 

その他のトピックについては、他の担当が考えている途中で写真やタイトルすらまだ仮なものもありますが・・・まあ、面白くしてくれるでしょう。たとえ面白くなくても、Stay Homeで時間は余っているし、お金も無料だし!なので、ぜひ参加してくださいね。全部参加しても、気になるものだけ参加でもOKです。

 

5/2 TPAと毎日トーク①子育てしながら国際協力トーク

5/3 TPAと毎日トーク②地域に開かれたゲストハウスを目指して

5/4 TPAと毎日トーク③ミャンマーの新型コロナ対策

5/5 TPAと毎日トーク④外国人材育成への挑戦! タイ介護留学事業

5/6 TPAと毎日トーク⑤チン駐在員の山奥生活

 

イベント終了!

とりあえずやってみる!ということで、オンラインイベントを企画し、同僚やスタッフを巻き込んで実施しました。オンラインとはいえ、イベントをやるのはやはり緊張するし、準備やリハーサルなどでけっこう時間を使いました。始まる前にもソワソワしたりして。

 

オンラインイベントを企画した時点では、子守りのアンティーが家に来てくれていたのですが、その後アンティーに休みをあげてしまいました。アンティーの娘が病院で働いているので、もしコロナをもらってきたら困ると夫が言い出し、給与は支給で休んでもらうことになったのです。おかげで私は子守りをしながら在宅ワークとなりました。

 

当然、オンラインイベントの最中も子供はやってきます。食べ物を与えたり、テレビを見せたり、何回も「こっちに来ないで」と言い聞かせましたが、少し邪魔が入りました。聞きに来てくれていた方々は皆さん優しかったので大丈夫でしたが、疲れた・・・。

 

5日間やる中で、徐々に参加人数が増えていき、最終日が一番多かったです。途中からスーパー高校生に広報を手伝ってもらうこともできました。内容も最終日の「チン駐在員の山奥生活」がとても面白くて!!アンケートでも満点をつけてくれる人がたくさんいました。聞いていた職員も、身内ながら絶賛する内容でした。いやー、面白かった!これを最終日に配置した私のセンスも素晴らしい(笑)

 

1日目の「子育てしながら国際協力トーク」も相当面白かったのですが、まだ広報が弱くて参加人数が少なかったのがもったいなかったです。もっとたくさんの人に聞いてもらいたかったな。

 

オンラインイベントには、内容はもちろんですが、画質や音声の質にかなり満足度が左右されるようです。タイとzoomをつないで話してもらった回では、タイ側の電波が悪かったようで聞き取りづらく、満足度が下がってしまいました。写真を段取りよく見せるとか、音声に気を付けるなど、オンラインならではの注意点が日々見えてきて、勉強になりました。

 

5日間連続企画で、自分が毎日話すわけではないですが、とても緊張しました。1日目が終わったあとも興奮が続き、眠れなくなったほど。大変でしたが、楽しかったし達成感がものすごくあります。

 

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。このブログ経由で申し込んでいただいた方もいらっしゃったようで、うれしいです。

 

とりあえずやってみたのですが、これからも何かやっていきたいなと思っています。コロナに負けずに頑張るぞ!

 

 

 

www.ngomyanmar.com

 

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