NGOミャンマー駐在員のハリキリノート

ミャンマーのタウンジーという町で、国際協力をやっています。NGO活動、ミャンマーあれこれ、国際結婚育児ネタなど

寄付を語るイベントで優勝した話【達成が厳しいクラファンを支援する】

ミンガラーバー。

寄付集めという仕事を追求するあまり、エキセントリックな寄付をするようになってしまった鈴木亜香里です。

 

先日、キフリオバトルというイベントに参加し、栄えある初代チャンピオンになりました!!

 

キフリオバトル!?チャンピオン??何それ??という感じですよね。

面白い話を書くので、どうぞ最後まで読んでいってください。

 

キフリオバトルとは?

キフリオバトルとは、自分が行った寄付について紹介するイベントです。開催案内によると、

 

世の中には、自分の好きな本やお薦めの本を紹介し合うビブリオバトルというものがあるそうです。 それならば、自分がお薦めする寄付を紹介し合うイベントがあってもいいじゃないと思い、企画しました。

 

とのこと。

 

<ルール>

1.発表者がやって良かったと思った寄付を寄付者の立場で紹介する。実際に自分が寄付をした寄付を紹介する。

2.紹介する寄付について、自団体で実施している寄付は対象外とする。それ以外の条件はなし。

3.プレゼン資料はなしで5分間で発表する。発表の後に、2分間の質問タイムを設ける。

4.紹介の際は、寄付した団体やプロジェクトのサイトのトップページだけを表示する。

5.聴衆には、寄付した先の団体名やプロジェクト名のみ、事前に知らせる。

6.最後に「どの発表が一番寄付したくなったか?」を基準とした投票を行う。 

 

詳しくはこちらのページを見てください。

【開催案内】自分が行った寄付を紹介するイベント 2021/10/27(水)19:00~ オンライン|山田泰久@キフクリエイター|note

 

私は、発表者としてエントリーしました。最近やった寄付がとても楽しくて、いろんな人に話したいという想いを持っていたからです。今回のキフリオバトルには4名の発表者がエントリーし、私は3番目に発表をしました。

 

せっかくなので、5分間で話した内容を再現して書きたいと思います。ここから面白くなるよ!

 

達成が厳しいクラウドファンディングを支援する

なぜ私は14万円も寄付したのか

皆さん、クラウドファンディングを支援したことはありますか?

 

友人が主催しているクラファンを支援したり、プロジェクトの内容に共感して寄付したことがある方が多いかと思います。

 

でも私は、友人でもなく、内容にも特に共感しなかったクラファンに、3回にわたって14万円の支援を入れました。残念ながら、そのクラファンは未達成となり、お金がかえってきたので、本当に寄付したわけではないのですが、それでも14万円の寄付は私の中ではかなり大きい金額です。

 

今日は、なぜ私がそのクラファンに14万円も寄付したのか、それによってどんなことが、私や周りに起こったのかをお話ししたいと思います。

 

ありえない目標設定!

まず、私が支援したクラファンの紹介をします。

 

このクラファンは、Fさんという英語教室をやっている女性が主催しています。私とFさんの関係は、あるオンラインサロンに入っていて、数回zoomで軽く話したことがある程度。FB上でゆるくつながっている知人でした。

 

Fさんのプロジェクトは、ONDENという英語学習アプリを作り、日本の英語学習者とケニアの女性をつなげるというものです。日本の英語学習者が払うアプリ使用料から、ケニアの女性への給料が支払われます。DVに遭っていて、シェルターが必要な女性たちです。

 

私は英語学習をしたいわけでもないし、ケニアの女性に思い入れがあるわけでもありません。なので、「まったくピンとこないなー」などと思って最初は見ていました。

 

Fさんは、アプリの開発費用とシェルターの建設費ということで、500万円を目標にされていました。500万円です!これは、ありえない金額です。私は認定NPO団体でクラファンもやったことがあるからわかるのですが、認定NPOですら、300万円のクラファンをやるのはとてもドキドキする挑戦なのです。それを、Fさんは、たった一人で500万円に挑戦してしまっているんです。

 

どう考えても無理です。個人だったら100万円でもすごい挑戦なのに、彼女はいきなり500万円を目標として設定してしまいました。「事前に相談してくれたらよかったのに・・・」と何度も思いました。

 

いつの間にか応援していた・・・

私はクラファンの経験がありましたので、Fさんから「応援してほしい」と言われました。SNSなどでシェアすることを考えたのですが、「自分がピンと来てないクラファンをシェアするのもなぁ・・・」と思ったので、思い切って支援をすることにしました。1回目の寄付で、1万円です。

 

この時点で、まだ20万円くらいしか集まっていませんでした。どう考えても達成できないペースです。私は「無理だろうな」と思いつつ、何回かリンクをシェアして応援をしていました。

 

そして、クラファン終了まで1週間になったころ、Fさんより再度「応援してほしい」というお願いをされました。その時点で、100万円くらいが集まっていたと思います。

 

私はダメだと思ってあきらめていたのですが、彼女はまだあきらめていなかったのです。「最後の最後まで頑張りたい!」という彼女のあがきを見て、私ももっと応援しようと決めました。2回目の支援として3万円を入れ、自分のブログで紹介したり、SNSでさらに宣伝したりしました。

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クラファンのサムネ

1万円で奇跡を買う!

プロジェクト内容に共感できていない私が宣伝するには、内容を語ることはできません。なので、「一緒に奇跡を見ましょう!」という話をいろんな人にしました。

 

「こんなに達成が難しいプロジェクト、もし本当に達成したら奇跡です。今なら、1万円寄付することで、奇跡を一緒に作る一員になることができます。奇跡を近いところで目にすることができるんですよ!!しかも、500万円に届かなかったらプロジェクトは失敗となり、全額戻ってきます。リスクゼロで、奇跡を買うことができます!!

 

だんだんハイになってきて、いろんな人に呼び掛けて、Fさんとは全く関係性のない人にも寄付をしてもらっていました。

 

最終日は寄付したい放題

そして、クラファン最終日。頑張って200万円までは行きましたが、500万円の達成は難しそうです。最終日にFさんは「達成は難しくても、どこまで金額が伸びるか皆で試してみませんか」と呼びかけ始めました。「どうせ返金されるならいいか!」と思い、私は3回目、10万円の寄付をしました。ちなみに、100万円を寄付した人もいました!!

 

こうして、個人としてはものすごい金額である300万円以上を集めたにも関わらず、Fさんのクラファンは失敗に終わってしまいました。

 

寄付は必ず戻ってくる

以上がクラファンの話なのですが、私が寄付した14万円は戻ってきました。返金されたのはもちろんなのですが、別の形でも戻ってきています。

 

まず、1回目の1万円はFさんが返してくれました。私も同時期にクラファンをしていたので、そこに1万円分の支援をしてくれたのです。お互いのクラファンに支援しあったんですね。

 

2回目の3万円は、まったく別のところから来ました。私はブログをやっているのですが、3万円を寄付した2日後に、ブログの投げ銭で全く知らない人から3万円をいただいたのです!!

 

3回目の10万円は、まだ見える形では返ってきていないのですが、そのうち返ってくるだろうと楽しみに待っています。

 

3,000円の女が・・・!?

これは、私だけではありません。「今までクラファンに3,000円くらいしか寄付したことがない」という友人がいました。いろいろと話を聞くと、彼女はコーチングのようなセッションをやっているのですが、1時間3,000円でやっているそうです。そして、身に着けているピアスの価格も3,000円!!「私は3,000円の女だ」などと言うのです。

 

私は「黙ってこのクラファンに3万円寄付して!いいから!!」と言って寄付をしてもらいました。

 

そして今・・・彼女は1時間3万円でセッションをやっています

 

こんな風に、寄付をすることで自分の金銭感覚を変えていくことができるんです!!

 

失敗しそうなクラファンを探せ!

ですので、周りでクラファンに挑戦する人が現れたら、自分の金銭感覚の殻を破るチャンスです!いきなり寄付をやるにはハードルが高くても、失敗したらお金が返ってくる形式のクラファンだったら、えいやっ!と寄付できそうな気がしませんか?

 

もし、達成できなそうなクラファンを見かけたら、チャンスだと思ってぜひ寄付をしてみてください。ありがとうございました。

 

いただいた感想

以上、こんな感じで5分間、好き勝手に話をさせてもらいました。いやー、楽しかったです。聞いていただいた方からは、こんな嬉しい感想をもらいました。

 

  • きっかけが面白かったです!自分もそういう事があるよな、と思いながら聞いていました。
  • 奇跡を買ってみる。自分の運気も上がる。とても興味深く聞かせていただきました。
  • 自分の金銭感覚の殻を殻をやぶる寄付体験というのがとても面白く、このイベントが終わったら絶対寄付してみようと寄付してみようとワクワクできました。
  • クラウドファンディングのお話面白かったです。私も試してみたいと思います。
  • ビジネスの仕組みがいいと思いました。あと、寄付は自分の金銭感覚を変える話が面白かったです。
  • お話が上手で面白かったというだけでなく、「損をしない」という気軽さがあるものの、誰かを応援しようという気持ちが芽生える仕組みを教えていただいたところが私には刺さりました。

 

参加者の皆さんからの投票で、私が一番票を集めたそうで、見事に初代チャンピオンになりました!やったー☆

 

キフリオバトル全体の感想

他の方の発表も、とても面白かったです。

  • インドの支援先を自分で何団体も調べて決めた方
  • 広告収入をとらないメディアを紹介された方
  • 何年も継続寄付をすることで「寄付者も成長する」という話をされた方

 

ただ、自分の発表に向けて緊張をしていたので、私の前に話された方の話はソワソワしてしまって集中できませんでした・・・。勿体ない!次回は発表者ではなく、聴衆として参加してみたいです。

 

最後に、参加者の皆さんで全体の感想をシェアしました。一部をご紹介します。

  • 他の人がどのようなきっかけや考え方で寄付をしているか知れて良かったです。
  • 真面目に考えすぎずに寄付していいんだなと思いました。
  • 寄付した方の自慢話ではなく、愛している団体さんの紹介だったのが印象的でした。
  • 海外の団体の紹介に偏っていたので、国内の団体のことも知りたかったです。
  • バトル性以外の何か面白要素があると良いと思います。
  • 「推しキフ」みたいなネーミングにしてはどうか。

 

12月は寄付月間!

このように寄付に関するイベントが増えてきます。

「寄付が気になる!」という方、ぜひ一緒に参加して語りましょう♪

 

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