NGOミャンマー駐在員のハリキリノート

ミャンマーのタウンジーという町で、国際協力をやっています。NGO活動、ミャンマーあれこれ、国際結婚育児ネタなど

ノーリスク・ハイリターン!?「インパクト投資」を実際にやってみた!


ミンガラーバー(ミャンマー語でこんにちは)

ミャンマーで国際協力やってます、鈴木亜香里です。

 

最近のNPO・NGO業界では、寄付を集める方法が多様化しています。

会員、事業指定寄付、クラウドファンディング、マンスリーサポーター、チャイルドスポンサーシップ・・・カタカタが多いですね(笑)

 

最近私が知ったのは、「インパクト投資」。実際に1口ですが投資もしてみました。まだ始めたばっかりなのでよくわからない部分も多いですが、可能性を感じています。

ということで、今日はインパクト投資について書きたいと思います。

 

インパクト投資って何?

社会的な課題に対して、出資できる

普通の投資と違うのは、社会的な課題を解決しようとする人や企業に対して、出資できることです。出資することで、その人や企業を応援することができます。「持続可能な開発目標(SDGs) 」の達成に向けて努力している人たちが出資対象になれるようです。

ちょっとサイトを見ただけでも、太陽光発電事業、途上国でのマイクロクレジット事業、がんの研究開発、天文台施設の開発運営費を募集、米・ゆず・牛などの販路開拓などがありました。さまざまな目的に出資できるようです。

www.securite.jp

クラウドファンディングとどう違う?

サイトを見た感じ、クラウドファンディングととても似ています。違うのは、インパクト投資は、リターンが物ではなくお金だということ。そして、もしかしたらリターンがゼロになってしまうかもしれないこと!

 

物をリターンするクラウドファンディングでは、最初にリターンする物の代金を引いて、残ったお金を事業に使います。でも、インパクト投資だと、全額を事業に使い、出た利益を投資家に還元します。儲けを絶対に出さないといけないので、インパクト投資のほうが腹のすわった事業が多いような気がしますね。

 

あとは、出資を求める資料などは、データなどを駆使して論理的に書かれているようです。クラウドファンディングはどちらかというと、感情に訴えるストーリー的なものが多い気がします。

 

インパクト投資の良いところ

たとえ損しても、寄付と思えば悔しくない

インパクト投資は、上述のようにリターンがゼロになる可能性もあります。出資した金額がまるまる損になってしまいます・・・。でも、自分は良いことに寄付したんだと思ったら、損したときのガッカリ感が薄れると思いませんか?

私は割とビビりで損が嫌なタイプですが、寄付だと思って、割と気軽な気持ちで出資できました。

 

自分も儲かるので、応援したくなる

一時的な寄付やクラウドファンディングと違うのは、その事業の成否が自分のリターンを左右するということです。ということで、事業の成功を応援したくなります。ちょくちょく様子を見たくなります。

事業を進める側からすれば、応援したり、気にかけてくれる人の存在はありがたいものです。一時的な関係ではなく、長期間応援したいという方には、インパクト投資は良い仕組みです。

 

 

私が選んだインパクト投資

さて、私が選んだのは、「LIPミャンマーMJI貧困削減ファンド1」というものです。1というからには、今後2以降も出てくるのか・・・?

以下、私がこのファンドを選んだ理由を書きますが、関係者ではないことをお断りしておきます。

www.securite.jp

ミャンマーだから

こちらのファンド、ミャンマーの農村向けのマイクロファイナンスです。農村の人たちの生活向上のために、お金を貸したり、ライフスキルを身につけられるような集会を行っているみたいです。1口31,500円。

対象がミャンマーだからというのが、一番の理由。これが違う国だったら、まずやってないと思います(笑)。私にとって初めてのインパクト投資ですから、やっぱり勝手知ったるミャンマーを選びました。

広報誌が充実している

この事業では、Mangoという広報誌を村に配布しています。それはFBからでも見ることができるのですが、クオリティがめちゃ高い!!広報誌にはちゃんと広告スポンサーもついているようで、資金調達を頑張っている様子も確認できました。これだけ質の高い広報誌を作れるんだったら、良さそうだという判断です。

https://www.facebook.com/MangoSocialMagazineYangon/

見学に行ける

ファンド特典で、現地へのスタディーツアーがありました。旅費は自分で支払う必要がありますが、現地に行って事業の見学をすることができます。私の場合、同じミャンマー国内だから旅費もそんなにかからないし!

私が所属する地球市民の会ではマイクロファイナンスをやっていませんが、今後必要になることもあるかもしれないし、村の人とどういうコミュニケーションをとっているのかも気になるところ。勉強させてもらう授業料として、出資したという感じです。

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当会のワークショップの様子。他団体はどうやっているのか、技を盗みたい。

まとめ:私にとっては、ノーリスク・ハイリターン

まだ出資したばかりで何もよくわかっていないのですが、これからレポートなどを詳しく研究して、学びを深めていきたいと思います。お金を儲けるためだけを考えた投資ではなく、寄付や自分の学びにもなるので、損する感じがないのがポイント。お金のことだけを考えると「ハイリスク・ハイリターン」ですが、学びもあると考えると「ノーリスク・ハイリターン」です。

また、インパクト投資という方法は、NGO業界でも利用できると思うので、続けて研究したいと思います。私が投資したファンドも、村に対する実務の部分はNPOが担っているみたいです。

 

※上にも書きましたが、関係者ではないです。この投資を勧めるものではありません。投資は自己責任で、よろしくお願いします。