ミンガラーバー!
クラウドファンディング挑戦中、鈴木亜香里です。
私の所属する地球市民の会では、毎週1時間程度、事務局皆でファンドレイジングについて話し合う会議(FR会議)を実施しています。
第9回の今回は、ドナーピラミッドを作成しました。
過去のアーカイブはこちらから。
(先週は第8回をやったのですが、内容がクラウドファンディングのことばかりだったので、ブログ更新はなしにしました。なので、第8回は欠番となっています)
【FR会議1】ファンドレイジング目標を立てる - NGOミャンマー駐在員のハリキリノート
【FR会議2】寄付チャネルを整理する - NGOミャンマー駐在員のハリキリノート
【FR会議3】ケースステートメントを作る - NGOミャンマー駐在員のハリキリノート
【FR会議4】潜在力チェックリスト - NGOミャンマー駐在員のハリキリノート
【FR会議5】データーベース活用・クラファン準備 - NGOミャンマー駐在員のハリキリノート
【FR会議6】SWOT分析をやってみた - NGOミャンマー駐在員のハリキリノート
【FR会議7】ACTIONフレームワーク - NGOミャンマー駐在員のハリキリノート
ドナーピラミッド
本日のテーマ
- クラファン進捗確認
- ドナーピラミッド
- JAMMINのTシャツについて検討
クラファン進捗確認
ついにクラファンが8月1日からスタートしました。ということで、進捗とやることの確認等を行いました。FR会議は8月3日の午前中に行いましたが、この時点で10名の方から446,000円のご寄付をいただいていました!
- 手渡しや銀行振込での寄付もサイトに反映する(諫山)
- 寄付者リストをわかりやすくして共有(諫山)
- 今週のFB投稿担当確認(柴田、鈴木、諫山)
- メール署名欄に、クラファンのURLを追加すること(全員)
- 第二回のライブ配信は8月22日(土)に実施するので準備(M事業チーム)
- アタックリストへの個別連絡(全員)
- 寄付者へ個別に連絡する。抜け漏れがないようにリストで管理(全員)
- 理事への進捗報告とプッシュのお願いをする(鈴木)
- クラファン開始についてメルマガを流す(山路)
- 佐賀経済新聞の取材対応(諫山)
- プレスリリース送付(山路、鈴木)
やることはいろいろありますが、皆で分担してできているので良い感じです。ご寄付の入金があったり、支援者さんからメッセージをいただくたびに、事務局のメッセンジャーに流して情報共有をしています。
クラウドファンディングのサイトはこちらから!(8月7日現在、100万円をちょっと越えたところです)
https://terrapeople.secure.force.com/goencrm__projectinfo?pcd=chinconstruct
あとちょっとで100万円!!予想を上回るペースで嬉しい限り😁今寄付したらキリよく100万踏めます。
— 地球市民の会ミャンマー駐在員☆鈴木亜香里 (@akari323) 2020年8月5日
クラファン業界では、「開始5日で20%を超えると、90%成功する」と言われているそうです。まずは第一関門突破!https://t.co/aCMP95gza8 pic.twitter.com/xHfAtdGy9t
ドナーピラミッドとは
寄付者、支援者は、まず一回目の寄付という段階を経る。その後の団体側からの働きかけに応じて、2 回目、3 回目の寄付者となったり、引き落としなどによる継続寄付者になるというステージへ進む。そして、そうしたコアな支援者層が、いつしか大口寄付者や遺贈寄付者となっていくという考え方を概念化したのが、 ドナーピラミッドである。
皆でわいわい言いながら、当会のドナーピラミッドを作成しました。
だいたい見本のドナーピラミッドでは、遺贈寄付が一番上に来るのですが、当会はまだ遺贈はないし・・・ということでピラミッドからは除外しました。
ふるさと納税をすることで当会の寄付にもなり、かなりの寄付額が入ってきていますが、ドナーピラミッドでは最下層に位置しています。金額的には大きくても、ふるさと納税の方は返礼品目当てで、当会の活動に共感してやってくださっている方がほとんどいないのがその理由です。
いろいろな気づきがありました。
- イベント参加でも、TPA主催のイベントに参加するのと、「国際協力まつり」みたいなイベントでブースに来ていただくのとはかなり違いがある。
- 学生さんの場合はスタツアから支援につながりづらいが、大人の場合はスタツアに来てもらえるとかなり継続的に支援してもらえる。
- 知らない層に知ってもらおうとする施策が意外と多い(メルマガ、イベント参加、チラシ配布、寄付サイト掲載など)
- ピラミッドの上のほうに上がってもらうには、スタディーツアー、駐在員と会う、個別に訪問するなどの対面営業が有効。(というか、今のところほとんどそれしか有効な手がない)
- 理事さんが紹介してくれるのも強い
- 国内事業を応援したいと思っても、支援できるメニューが少ない。マンスリーの整備や広報など、支援メニューを再考する必要がある
などの意見が出ました。
各層の人数がどれくらいなのかは、次回の宿題となりました。イベント参加者、寄付者等、2019年度の数字を出します。感覚で話し合っているだけではあまり意味がなくて、数字で見ようということです。
JAMMINのTシャツ
前回の会議にも書きましたが、JAMMINという企業さんからコラボTシャツを作ろうという話をいただいています。JAMMINさんと打ち合わせをしてきた内容を全体共有しました。
JAMMINさんの特徴
- 6年前に起業された企業
- コスト削減や受注生産にすることで、チャリティ分を捻出
- ウェブサイト内にあるSHOPページのほか、NPO紹介ページによって団体の活動や現場感をしっかり伝える工夫をしている
- NPO紹介ページの内容のショートバージョンをYahooニュース、オルタナに投稿
- 現在317団体、チャリティ総額4,700万円以上
- NPOの負担が少ない点が団体から評価されている
- JAMMINの会員2万人強、SNS 1万人に向けて団体の活動内容の発信がされる(メールマガジンの解約率が低い)
- 中には50回60回と購入をリピートする方もいる(人へのプレゼント等に利用)
「JAMMINさん、めっちゃいいやん・・・」と感想が漏れます。
Tシャツ制作の流れ
- デザインやモチーフの案は3案ほど提示してくれる。1案選んでからも、細かに調整可能。
- リリース時期は指定することができる(クラファンとかぶらないように、団体の記念日に重ねるなど)
- コラボは複数回できる
- チャリティーの使途は具体的なほうが、買い手から見て応援しやすい
- 広報の発信は団体の協力が必要
- 寄稿内容等は毎回必ず団体と確認を行う
以上の情報を共有したうえで、どの事業のTシャツを作ってもらったらいいか、皆で話しあいました。
最初は、「だれかのしあわせが わたしのしあわせ」という地球市民の会の理念や、「地球共感教育」のためのTシャツが良いと思っていたのですが、あまり具体的ではない・・・。JAMMINさんからのアドバイスでも、「具体的なほうが良い」とのこと。
学校建設やコーヒー事業、奨学金事業のほうがわかりやすいです。でも、奨学金はTシャツ作らなくても良い気もする・・・。学校建設やコーヒーだと、またミャンマー事業ばっかりで国内事業が関係なくなってしまう・・・。と、いろいろ悩みました。
最終的には、「コラボは何回もできる」ということで、今回は「コーヒー事業」に関係するTシャツにしようということに決まりました。
10月1日はコーヒーの日。この日にリリースする予定のコーヒーアンバサダー企画と合わせて、コーヒーTシャツを販売する計画です。
コーヒーアンバサダー企画については、こちらを参照。まだ準備中のサイトですが。
コーヒーアンバサダー企画、めちゃくちゃワクワクしている企画なのですが、Tシャツまであるなんてマジ最高です!クラファン落ち着いたら、コーヒーアンバサダー企画に力を入れていきますので、コーヒー好きな方はお楽しみに。