NGOミャンマー駐在員のハリキリノート

ミャンマーのタウンジーという町で、国際協力をやっています。NGO活動、ミャンマーあれこれ、国際結婚育児ネタなど

2月から半年・・・ブログを再開します

ミンガラーバー。

ミャンマー在住の鈴木亜香里です。

まだミャンマーにいますし、当分帰国する予定もありません。

 

2021年2月1日、ミャンマーで政変が起きました。

その影響で、このブログも全く更新することができませんでした。

 

ブログを更新できなかったわけ

以前の軍政下の情報統制

2010年以前の軍事政権下のミャンマーでは、ものすごい情報統制が敷かれていました。当時は、国際電話もメールもすべて検閲されており、アウン・サン・スー・チーという単語を口に出してはいけないと言われていました。軍の悪口も言ってはいけません。日本語がめちゃくちゃ上手な検閲官もいるため、日本語でもアウトです。私は2006年ごろにヤンゴンに留学していましたが、スーチーさんのことを「名前の言えないあの人」などと呼んでいました。ハリーポッターのヴォルデモート状態です。

 

そんな時代を知っていましたので、ミャンマー在住の日本人たちの多くは、SNSでの発信を控えていました。私はブログもFacebookもtwitterも、すべて実名でやっていたため、何も発信することができませんでした。

 

今、情報統制は復活していると言われています。昔より技術が発達している分、検閲がより強化されているかもしれません。すべての音声通話と文字の通信が見張られていると言われています。日本でミャンマーのことを取り上げているメディアもチェックされているでしょうし、私のこのブログもチェックされているかもしれません。

 

ブラックリストに載ると・・・

もしブラックリストに載ると、逮捕される可能性があります。日本人ジャーナリストが捕まった件は、皆さんもご存知のことと思います。

 

そこまで過激な発言はしなくても、ミャンマーに入国するためのビザが出なくなる可能性があります。また、所属する団体の活動許可もはく奪されてしまうかもしれません。私の場合はビザと活動許可の心配をしています。何がセーフで、何がアウトなのかが判断しづらいです。

 

ブログ読者さんへ

というわけで、このブログでは政治的な主張は一切取り扱いません。もともとほとんどコメントが来ないブログではありますが、政治的なコメントが来た場合は削除させていただきますのでご了承ください。

 

政変から早半年・・・、そろそろ前を向いて歩き始めないといけないと思い、ブログを再開します。コロナでほとんど外出もできておらず、新鮮なブログネタはあまりないのですが、それでも子育てネタなどはストックがいろいろあります。

 

自分が幸せかどうかは、周りの環境ではなく自分が決めるものです。ミャンマーに暮らしていても、ブログに子供たちのかわいい写真を載せたり、頑張って仕事をしていることを書いたりしたい。なので、これからも書きたいことを書いていきます。もしよかったら、お付き合いくださいませ。