ミンガラーバー(ミャンマー語でこんにちは)
ミャンマー在住9年目の鈴木亜香里です。
ミャンマーの高地でとれるアラビカコーヒーの人気が、ここ近年急上昇しています。
海外のカッピングテストで高評価をとっているものもあります。
ミャンマーのスーパーマーケットに行くと、いろんな産地やメーカーのコーヒーが売られています。
お土産にもぴったり!!
中には、日本人がプロデュースしているコーヒーもあります。
私の所属しているTPAも、シャン州とチン州でコーヒー栽培を行っていますよ。
ただコーヒーを飲むだけでなく、そのコーヒーが作られている背景を知ると、もっとコーヒーを味わうことができますよね!
ということで、ミャンマーのコーヒー大好きな鈴木が、日本人プロデュースのミャンマーコーヒーをまとめました。
コーヒー豆の販売系
1)AUNG COFFEE(アウンコーヒー)
ミャンマーコーヒー専門店!日本で一番多くのミャンマーコーヒーを扱っているお店です。Webサイトの作りもわかりやすく、ミャンマーコーヒーについてデータを用いて書いてあるので勉強になりますね。
2020年9月より、東京・牛込柳町にミャンマースペシャルティコーヒーの専門店MYANMAR COFFEE LABをオープンされました。ミャンマーのコーヒーを買ったり飲んだりできる日本で唯一のミャンマーコーヒー専門店です!ミャンマースイーツも大人気です。
代表:奥富毅人さん
産地:ユアンガン、ピンウールィンなど
加工方法:ウォッシュド、ハニーなど
購入方法:カフェ、Web、イベントなど。
2)アイ・スター・コーヒー
大学生がミャンマーで起業したということで、ネットでよく出てきます。
一度コーヒー豆を買って飲みましたが、ちょっと浅炒りかな?という印象。
「日本人など国際的に人気のある苦みを抑えて酸味を意識した焙煎」とインタビュー記事に書いてありました。酸味が好きな方には良さそう。
代表:宮辻 詩音さん(アイ・トレード・カンパニー、近畿大学経済学部)
産地:ピンウールィン。オーガニックにこだわる。
ロースト方法:ミディアムロースト、ローミディアムロースト、ライトローストの3種
購入方法:ボージョー・アウンサンマーケットやホテル・お土産屋さんにて。
Web:見つからず。
3)ミャンマーコーヒー
自然農法で作られたコーヒーです。産地はシャン州のピンダヤ!青山ファーマーズマーケットで販売されているので、東京の人は買いやすいかも。
代表の柏木さんは、年に何度も産地まで足を運ばれていますよ。
代表:柏木大樹さん
商品名:Myanmar Coffee
産地:ピンダヤ
特徴:森林農法(アグロフォレストリー)、自然農法(農薬・有機肥料・化学肥料不使用)
工程:ドライナチュラル、ハニープロセス
購入方法:
★あわ屋 by BIOAGRI 〒153-0051 東京都目黒区上目黒5丁目32−4
★青山ファーマーズマーケット(国連大学前)毎週土日 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5-53-70
Web:リンクのお問い合わせフォームより
カフェ系
4)CAFE KALAW
シャン州のカローにある、アットホームで素敵なカフェ。
代表の福島さんが、奥様の地元であるカローで始められました。
インスタ映えするということで、ミャンマー人からも圧倒的な人気です。
ミャンマーの女優やインフルエンサーたちが、続々とカフェに来て、インスタ撮影をしています。
私も一度、コーヒーを飲みに行きました。
NGOミャンマー駐在員の夢実現日記 HMとゆかいな仲間たちのワクワクツアー3 なんか小さい!?カフェカロー
代表:福島孝尚さん
産地:シャン州(農家から豆を直接購入)
購入方法:カフェ、またはweb
日本での購入:https://www.thitsa.com/myanmarcoffee
Web:https://www.facebook.com/cafekalaw/
5)TOKYO COFFEE→残念ながら閉店されました
ヤンゴンのサンチャウンにカフェがあり、在住日本人から圧倒的な支持を受けるTOKYO COFFEE。
一度行きましたが、落ち着ける日本の喫茶店という雰囲気で、コーヒーや食事を楽しめました。
日替わりの手作りケーキは、そのときに手に入る材料を生かして作られていて、何度行っても楽しめそう!
もちろん、コーヒー豆も取り扱っています。
在住日本人が、日本に一時帰国する際のお土産としても、けっこう利用されているそうです。
代表:杉本さん
購入方法:TOKYO COFFEE Cafe & Barにて
Web:https://tokyo-coffee-cafe-bar.business.site/
https://www.facebook.com/tokyocoffeecafe/
6)Harvest Cafe & Dine→閉店。でも日本でコーヒー豆買えます
シャン州のニャウンシュエで、HOME Myanmarという旅行会社を経営されている鈴木さん。ニャウンシュエでCafeも経営しています。こちらの記事も参照。
インレー湖周辺☆在住者おすすめのレストラン・カフェ情報(2020年版) - NGOミャンマー駐在員のハリキリノート
ユアンガンの農家から生豆を仕入れ、自家焙煎した「Harvest Specialty Coffee」はすでに購入可能です。私も飲みましたが、後味すっきり、濃すぎず飲みやすい味でした!
HOME Myanmarには、コーヒー産地をめぐるツアーもあります。
ツアーでコーヒー産地を見て、カフェでコーヒーを楽しみ、お土産にコーヒー豆を買って帰るという一連の流れを楽しめそうです。
→残念ながらカフェは閉店。しかし、日本でコーヒー豆の販売は継続されています。
代表:鈴木さん
商品名:Harvest Specialty Coffee
産地:ユアンガン
日本での購入方法:HOME Myanmar Store
カフェのWeb:https://www.facebook.com/HarvestCoffeeNyaungShwe/
NGO系
7)わかちあいプロジェクト
国際協力NGOである、わかちあいプロジェクト。
各地でフェアトレード商品を通じた支援を行われています。
「森林農法、有機農法によりコーヒーを栽培することで、コーヒーの品質向上と生産者の収入源を確保し、焼き畑など森林破壊をせず、共存=持続可能なコミュニティを構築すること」を目的とされています。
商品名:Kayah Li(カヤーリー)
産地:カヤー州(森林農法、有機農法)
購入方法:オンラインショップ
Web:http://www.wakachiai.com/projects/self_reliance/myanmar_coffee/
購入はこちらのオンラインショップより。
https://www.fairselect.jp/?pid=92653938
8)地球市民の会
最後に、私の所属する地球市民の会がプロデュースするコーヒーをご紹介します。
といっても、まだコーヒーの木を植えたばかりで、商品化まではあと3年ほどかかりますが!
日本人のコーヒー専門家にも来ていただき、指導を受けながらコーヒーを栽培している最中です。
日本人がプロデュースしているコーヒーのほとんどは、シャン州かピンウールィンといった、すでにブランド化された産地のコーヒーです。
しかし、地球市民の会のコーヒー産地は、ミャンマーで一番発展が遅れている「チン州」です。
本当に山!山!山!!
険しい山ばかりなので、インフラ整備が遅れているんです。
生活するには大変な環境ですが、コーヒーにとっては、険しい山はとっても好条件!
美味しいコーヒーができる素晴らしい環境なのです。
実際、ブランド化されているシャン州のコーヒーよりチン州のコーヒーのほうが美味しいと私は思っています。
わかちあいプロジェクトも、地球市民の会も、NGO系は未開の産地を攻めて行っていますね。ワクワクします。
商品名:ライレンピーコーヒー(仮)
産地:チン州ライレンピー(森林農法、有機農法)
まだ販売できる形のコーヒーはありませんが、「コーヒーアンバサダー」を募集しています。月額1,000円の会費をお支払いいただきながら、ライレンピーのコーヒープロジェクトを応援していただくプログラムです。
会員特典は以下の通り。
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会員限定のFacebookグループ(オンラインサロン)での活動報告、交流
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毎月、いろんなミャンマーのサンプルコーヒーが届く
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コーヒーオンラインイベントに無料参加できる
月に1,000円。喫茶店でコーヒーを2杯飲む値段で、これまでにない近さで産地を応援できるなんて、ワクワクしてきませんか?
日本で買える!ミャンマーコーヒー6種+サブスク1種 - NGOミャンマー駐在員のハリキリノート
コーヒープロジェクトに特化したブログも運営しています。コーヒー大好きなあなたはぜひ!!ご覧くださいね。
日本でミャンマーコーヒーを飲みたいというあなたには・・・こちらの記事をどうぞ!