NGOミャンマー駐在員のハリキリノート

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シャン州で食べたい絶品ローカルフード【ミャンマー語表記で指さし注文可!】

ミンガラーバー(ミャンマー語でこんにちは)。

ミャンマーのシャン州に住んで9年目、鈴木亜香里です。

 

インレー湖に観光に行くなら、ぜひ味わってもらいたいのが「地元B級グルメ」です。観光客向けのレストランでは食べられない、地元の人が楽しむローカルフード。在住歴の長い鈴木が、ガイドブックにもなかなか載っていない絶品の味をご紹介します。とっても美味しいので、ぜひ挑戦してみてください!

 

おいしい!シャンのB級料理7品

もちもち米粉の麺が絶品!「シャンヌードル」

シャンヌードルはガイドブックにも載っていて有名ですよね。日本人の口にも合うので大人気です。ヤンゴンでも食べられますが、やっぱり本場の味を体験してもらいたい!シャン州の麺は、モッチモチなんです。

 

インレー湖地域のシャンヌードルには、インレー名物のトマトが入っていることが多いです。シャン族のシャンヌードルは、納豆入りのこともあります。店によって味が違うので、地元の人のオススメのお店を聞いてみましょう。

 

シャンヌードルは、汁アリと汁ナシが選べます。日本人には汁ありが人気ですが、ローカルの人たちからは、汁なし人気が圧倒的!汁なしのほうが味が濃く感じられるからだそうです。

 

注文するときは、こちらを指さしてご利用ください。

・シャンカウスエ(シャンヌードル)ရှမ်းခေါက်ဆွဲ

・アイェー(汁あり)အရည်

・アトゥ(汁なし)အသုပ်

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モチモチのシャンヌードル

 

とろとろひよこ豆ペーストが乗った「トーフヌエ」

シャンヌードルは有名ですが、トーフヌエはあまりガイドブックに載っていません。でも、地元ではシャンヌードルと並ぶポピュラーな麺です。シャンヌードルと同じ米粉のモチモチ麺の上に、ひよこ豆で作ったトロトロのトーフペーストがのっています。ドロドロ、ネバネバしているのが苦手という日本人もたまにいますが、だいたい皆大好きになります。味付けに唐辛子を乗せたり、糖蜜をかけたりします。よくかき混ぜて食べるのがポイント。

 

シャンヌードルもトーフヌエも、高菜漬けを一緒に食べるのがシャン流。九州の人もラーメンと一緒に高菜漬けを食べるので、なんだか似ていますね。

 

トーフヌエ တိုဖူးနွေး

 

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トーフヌエ

 

トーフペーストを揚げたサクサクスナック「トーフジョー」

トーフヌエの上にのっているトーフを油で揚げると、トーフジョーになります。そのまま食べても美味しいし、トーフのおからソースを付けて食べるのも美味しい!トーフonトーフです。トーフジョーを買ってきて、キャベツ、玉ねぎ、ライムなどと和えてサラダにする食べ方もあります。

 

写真のトーフジョーは、私が一番大好きなお店のもの。普通のトーフジョーはサクサクしているのですが、このお店のトーフジョーは、「外はサクサク、中はトロトロ」なのです。どうやって作っているのか不明ですが、めっちゃ美味しい。

 

တိုဖူးကြော်

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サクサク!トーフジョー

 


米粉とネギ類をバナナの皮に包んで蒸した「ヒントゥ」

シャンの人たちが大好きなヒントゥ!朝ごはんに食べることもあるし、夕方の小腹がすく時間に売り子から買って食べることもあります。いつも夕方4時半ごろに、事務所の近くまで売りに来るおじちゃんがいて、たまに買います。ニンニクやネギ類の香味が効いていて美味しい!辛いのが好きな人は唐辛子も一緒にかじります。1つ100ks程度です。店に寄りますが、だいたいブタニク入りと肉なしバージョンがあるようです。

 

ヒントゥ ဟင်းထုပ်

 

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左の三角形がヒントゥ

 

魚の油ごはん「ンガータミンネー」

ヒントゥの写真の中央に写っていた黄色くて丸いごはんが「ンガータミンネー」です。魚・ごはん・練り混ぜるという名前の通りのごはん。朝ごはんに食べることが多いです。黄色いのはウコンの色。こちらも、ニンニク、唐辛子、ネギ類の香味と一緒に食べます。小さいですが、油が多めに使われているので、1つ食べるとだいたいおなかいっぱいになります。

 

ンガータミンネー ငါးထမင်းနယ်

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黄色いンガータミンネー

ブタの油ごはん「ウェッタチン」

ンガータミンネーは魚でしたが、それのブタニク版が「ウェッタチン」です。地元の人は、ンガータミンネーよりもウェッタチンのほうが好きな人が多い印象。私は結婚に伴いイスラム教に改宗してブタニクを食べられないので、結婚前に1度食べた事しかありません。そのため写真はありません。美味しかったです。

 

ウェッタチン ဝက်သားချဉ်

 

クリーミーな「ピーナッツ豆腐」

こちらはインダー族というよりシャン族の料理です。ピーナッツで作ったクリーミーな豆腐です。沖縄にもありますよね!最初食べたときは「まずっ」と思いましたが、今では大好きになりました。タレを付けて食べるのと、最初からタレに和えてあるのとを選べることが多いです。

 

ピーナッツ豆腐 မြေပဲတိုဖူး

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ピンクのがピーナッツ豆腐。手前のタレを付けて食べます。

 

ローカルフードを食べる際の注意

衛生状態は見極めよう!

私くらいのベテランとなると、どこで食べてもだいたいおなかは壊しません。が、ミャンマー初心者の方はお店の衛生状態などを見極めてください。上記で紹介した料理はだいたい熱々になっているので、ばい菌はあまりいないとは思いますが・・・高菜漬けは発酵しすぎていることもあるので、初心者はやめておいたほうが良いかもしれません。

 

シャンの人の朝は早い

上記でご紹介した食べ物は、朝食として食べることが多いです。特に、シャンヌードルとトーフヌエは朝しか食べられないと心得るべし。シャンの人は農家が多いので、朝が早いです。朝食は、6時半ごろから8時ごろで終了してしまうお店がほとんど。ヤンゴンから来た人が「朝食にシャンヌードル食べたい」と朝9時に言い出しても、ないことがほとんど。人気店だと、売り切れてしまうこともよくあります。

 

おまけ情報:インレー湖にいくならこちらもチェック

www.ngomyanmar.com

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