NGOミャンマー駐在員のハリキリノート

ミャンマーのタウンジーという町で、国際協力をやっています。NGO活動、ミャンマーあれこれ、国際結婚育児ネタなど

海外在住でマルチリンガル育児!我が家の場合は4言語

ミンガラーバー(ミャンマー語でこんにちは)。

ミャンマー在住、鈴木亜香里です。

 

私は中国系のミャンマー人と結婚し、子どもが2人います。子どもたちを、4つの言語を理解するマルチリンガルとして育てたいと頑張っているところです。最低でも、日本語とミャンマー語の2つは理解してもらわないと生活に支障が出るので必死!今回は、我が家のマルチリンガル子育てについて、書きたいと思います。

 

我が家の言語環境

まず背景を理解していただくために、我が家のメンバーがどの言語を使っているのか、まとめたいと思います。

 

私は、日本語、ミャンマー語、(英語)

私は大学生になるまで一度も海外に行くことなく育った、純ジャパニーズです。当然、日本語が母語。関西弁、標準語、そして少しの佐賀弁を操れます。

 

そして、ミャンマー語もネイティブレベルとは言いませんが、仕事で問題なく使えるレベルで話せます。(読み書きは、ちょっと書きのほうの自信がないけど・・・。)東京外国語大学のビルマ語専攻で4年間、ヤンゴン留学1年間、タウンジー駐在8年間の合計13年間、ミャンマー語に接しています。

 

英語は、日常会話がなんとかできるレベル。国際協力の舞台で働いているくせに、ほとんどできません。英語の文章をなんとか読めるくらいで、コミュニケーション能力は低いです。使える言語の中に、英語を含めるのもおこがましいレベルです。

開き直って、こんな記事まで書いてしまうレベルです。

www.ngomyanmar.com

 

他には、大学のときに副専攻後でフランス語を専攻しましたが、全くダメ。忘れました。あと、夫がイスラム教なので私もイスラム教に改宗しています。アラビア語で書かれたお経が読めるように、少しだけアラビア語の読み方を習いましたが、全部忘れました・・・。

 

夫は、中国語、ミャンマー語、英語、シャン語、(アラビア文字)

私の夫は、中国系のミャンマー人です。国籍はミャンマー人ですが、血筋的には中国人です。お爺さんの代に、中国からミャンマーに下ってきたらしい。ということで、夫の家族や親せきが使う言葉は主に中国語。夫も中国語ネイティブです(たぶん、雲南なまり)。読み書きもできます。

 

ミャンマー人ですから、ミャンマー語も使います。ほぼ、ネイティブレベル。読み書きも問題なし。中国語とミャンマー語とどっちで考えているのか聞いたことがありますが、両方だと言っていました。たまにミャンマー語の単語を忘れてしまうこともありますので、彼の中では、中国語よりもミャンマー語のほうが少しだけ劣るみたいです。

 

そして、シャン語も流暢に話せます。小さいころ、チャイントンというシャン族が多い地域に住んでいたため、町では普通にシャン語がつかわれていました。シャン語の読み書きはわからないそうですが、会話は問題なくできます。

 

英語は学校で習った程度ですが、私よりはできます。旅行会社を経営しているので、たまに外国人の観光客が来ますが、英語で対応できています。

 

イスラム教を信仰しているため、アラビア文字を読むことはできます。いくつかのお経は暗記していますが、アラビア語ができるわけではないので、旅行に行っても使えない・・・(笑)

 

子どもは、ミャンマー語、日本語、中国語、英語

そういう両親に育てられる子どもは、ミャンマー語、日本語、中国語を使えるようになる必要があります。ミャンマーに住んでいるので、普段の生活で使うのはミャンマー語。国籍は日本なので、日本語ができないと将来的に大変です。そして、夫の親戚の中にはミャンマー語がわからない親戚もいるので、中国語も必要です。

 

我が家には、子守りをしてくれるおばちゃん(通称、アンティー)がいます。私が仕事をしている間、子供たちをみてくれています。アンティーはミャンマー語を使いますので、子供たちが最初に覚えた言葉はミャンマー語でした。また、私と夫の意思疎通もミャンマー語で行いますので、家族4人の共通語はミャンマー語となります。

 

普段、私は日本語で子供たちに話しかけるようにしているので、子供たちは日本語も上手です。それに比べたら、中国語は少し劣ります。というのも、夫の口数が少ないですし、「子どもたちは中国語あんまりわからないから」と言って、ミャンマー語で話しかけることが多いんです。もうちょっと頑張れよ!って思いますね。

 

英語は、ぶっちゃけできなくても平気なのですが、今後のグローバル化を考えると、英語ができるようになるほうがいいよね!ということで、インターナショナルスクールに通わせて頑張っているところです。 

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後ろにペキンダックって書いてある

 

マルチリンガルの大変なところは?

こういう話をすると、「そんなにたくさんの言葉を詰め込んで、子どもは大丈夫?」「母語がおろそかになる」などと、よく言われます。が、その不安は全くありません。なぜなら、夫はクワトリンガル(4言語話者)ですが、問題なく生きていっています。

 

また、ミャンマーに生活する少数民族のほとんどはバイリンガルです。私の所属するNGOのスタッフたちも、自分の民族の言語とミャンマー語の2つを問題なく操ります。ここでは、母語の1言語しか操れないという人は、少数派なんです。多くの人が、2言語以上を操り、問題なく生活しています。

 

それでも、マルチリンガル子育てで大変なところはあります。

 

マルチリンガルの話し始めは遅い

長男も次男も、言葉が出始めるのは相当遅かったです。1言語だけの環境にいる子どもは、早ければ1歳すぎから、遅くても2歳になるころには話し始めると思いますが、うちの子たちは二人とも、2歳半を過ぎてから話し始めました。次男なんて、2歳9か月くらいから。

 

話し始めるのが遅いと心配する方もいるかもしれませんが、私は全く心配していませんでした。というのも、「マルチリンガルは言葉が出始めるのが遅い」と、知識として知っていたからです。そして、親が話しかける言葉は全部理解しているのはわかっていたからです。

 

上の子は5歳になりますが、今は普通に話せています。相手によって、話す言語を使い分けることも問題なくできています。たまに、アンティーに日本語で話しかけてしまい、「あ、アンティーこれわかんないか!」と言って、ミャンマー語に言い直したりしていてウケます。

 

マルチリンガルは、学校にたくさん通う必要あり

上の子は、学校にたくさん通っています。その送り迎えとか、学費とか、宿題が大変ではあります。

 

まず最初は、ミャンマー語の保育園に1年間通いました。3歳になってからです(年少さん)。ほんの少しだけ英語も教えてくれる保育園でしたが、メインはミャンマー語。他の子どもたちと接する機会を得るために通わせました。

 

その後、中国語がほとんどできないことに危機感を覚えた夫が、中国語の保育園に行かせたがったので、4歳からは中国系の保育園に1年間通いました(年中さん)。ミャンマー語と中国語が半々くらいの園で、楽しみながら中国語に慣れていきました。

 

ミャンマーの初等教育は、5歳から始まります。ミャンマー語の学校に入れるなら、5歳から入れなければなりません。しかし、夫が「ミャンマーの学校は信用できないから、インターナショナルスクールに入れたい」と考え、5歳からはインターナショナルスクールの保育園に通わせています。インターナショナルスクールの学校は6歳から始まりますが、6歳の入学時点で英語が全くわからないと入学を認めてもらえないそうなので、保育園で1年間英語を頑張って覚える作戦です。日本で言うと、年長さんですね。今ここ。

 

ということで、上の子は1年ずつ、全く違う言語の保育園3つに通っています。下の子はまだ家でアンティーと過ごしていますが、中国語2年、英語1年になるのかな。

 

日本語は、家で私と話すのみです。私が住むタウンジーには、日本語を教えてくれる保育園や学校はありませんので。年長さんになってからは、スマイルゼミをはじめました。タブレットで学習できるため、重たい本の教材を日本から送る必要がなく、海外在住者の強い味方です。

 

親の頑張りが大事!

今、上の子は中国語の学校と、インターナショナルスクールの2つに通っています。

 

朝5時半 起床。簡単な朝ごはんを食べる。

朝6時~7時半 中国語の学校

朝8時 一回家に帰って、2回目の朝ごはん

朝8時半~15時 インターナショナルスクール

 

という生活を送っています。5歳の子が朝5時半に起きて、朝に勉強するって大変!!ですが、こちらの中国系の子どもたちは皆通っています。朝に中国語を勉強してから、インターナショナルスクールや、普通のミャンマーの学校に通います。

中国語の学校は、土日もあります。土日は、朝7時~お昼の11時半まで。土日はインターはお休みです。

うちは中国語学校とインターナショナルスクールの2つで済んでいますが、朝は中国語学校、その後はミャンマー政府の学校、土日はインターナショナルスクールと、3つの学校に通わせる家庭もあります。

 

送り迎え

たくさんの学校に通うとなると、送り迎えが大変です。現在は夫が早起きして送り迎えをしてくれています。夫が自営業だからなんとかなりますが、日本のような会社勤めだと本当に大変だろうな。

 

学費

学費も大変!中国語学校の学費はたいしたことありませんが、インターナショナルスクールの学費がとにかく高い!!月に5万円くらいします。今は上の子だけだから良いけど、下の子も通いだすと・・・。そして、学費は学年が上がるごとに高くなっていきます。他にも、制服とか発表会の経費とかいろいろかかるんだろうな・・・。

 

子どもの学費の話は、こちらの記事にも書きました。

www.ngomyanmar.com

 

宿題や復習

家での宿題や復習が大変です。長男、今は文字をたくさん覚えないといけない時期なのですが、文字に興味がなくてなかなか勉強したがりません。ABCはだいぶ覚えてきましたが、ミャンマー文字、漢字、ひらがな・・・覚えないといけない文字がたくさんあるのに!!

 

日本語以外は学校でも教わりますが、夫いわく「ミャンマーの先生は、責任を持たない。一度教えたら、できなくてもそのまま先に進んでいく。だから、親がちゃんとやらなきゃいけない!!」だそうです。夫は中国系だけあって、かなり教育に対する意識が高いようです。私は、子どもを学校に通わせたら勝手にできるようになると思っていましたが、どうやらミャンマーの学校はそんな半端な気持ちじゃダメみたいです。

 

なので、毎日夕食後はお勉強タイムです。少しずつ書き取りをさせています。長男は文字が嫌いなのでなかなか進みませんが、お菓子やシールのご褒美で釣ったり、となりで私もノートに字を書いて競争したり、時にはイラついて怒鳴ったりしながら頑張っています。私がイラつきすぎたら、夫に交代してもらって中国語やミャンマー語を見てもらっています。

 

長男があまりにも文字を覚えられないので、学習障害じゃないかと心配したこともありました。が、どうやら少しずつではありますが、覚えられるようになってきたので、根気よく頑張りたいと思います。

 

まとめ

学費が高いのと、送り迎えが大変なこともあり、夫が「今年1年勉強頑張らないんだったら、もうインターには通わせないぞ!」と子どもを脅します。途中からローカルの学校に行かせるのもまた大変だから、なんとかインターに通わせ続けたいのですが・・・。

私にできることは、宿題や復習を手伝うことと、学費の足しになるように稼ぐことだけ。大変ですが、できるだけ頑張ります。マルチリンガル子育てをしている方、大変なことは多いと思いますが、一緒に頑張りましょう!

 

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